街ガチャin船橋

「船橋の街をガチャガチャで盛り上げたいんです」
この企画の発案者である小野尾さんは、元大手玩具メーカーにて長くガチャの企画に携わっていた。その小野尾さんから電話連絡が来たとき、正直言って趣旨がよくわからなかった。ガチャガチャの歴史はすでに50年にのぼり、最近はまたブームが再加熱。街の商業施設やJRのコンコースにはガチャの筐体がズラリと並んでいるのを目にしている。商品自体のクオリティも高く、ミニチュアの精度には目を見張る物があるが…

しかし、ガチャでどうやって船橋を盛り上げるのか?? 自分は何をすればいいのか??


初の打ち合わせは、船橋市場内の市場カフェ。小野尾さん、ソニックジャムで筐体の制作と商品開発に携わる坂本さんを紹介され、企画の詳細を聞いた。商品はあえて船橋に特化したものを製作し、船橋市民のが喜ぶモチーフがよい。あえてマニアックな部分にも注目し、船橋外のガチャファンも取り込む事ができればなお良し…との狙い。しかしモチーフを落とし込む製品はアクリルキーホルダーにイラストを施すという。下手をすると売れない観光地のお土産という寂しい風情が見え隠れしてくる。


ガチャの主流がミニチュアの立体商品ということもあり、かなり不安要素が多かったのは事実。しかし自分達の街のランドマーク的な建物や施設を、地元のクリエイターが表現してシリーズ化して、収集欲をうまくかき立てることができるのであれば、これはやってみる価値はある。問題はランドマークの選出とその建物や商品にあったイラスト表現の適任者を探すことだ。その作家選出とデザイン、構成、ディレクションを今回、任されたというわけであった。「このイラストを描いてください」「わかりました」…で終わるお仕事ではなかったのである。

わ〜〜、意外と大変(+_+)

今回使用されるガチャ販売の筐体は「ピピットガチャ」なんとスマホ決済で購入するというこのコロナ禍の時代になんともマッチしたものというのも、話題になりそうな予感。しかしクリエイターの中にも「スマホ決済できるアプリ、入れてない!」という方もちらほら(笑)

そして自分も含め、4人のイラストレーターが召喚されたわけである!大袈裟

YAMABUN 1967

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